SQL Server認証からWindows認証に切替える

SQL Server認証を使用した、ASPや、ASP.NETアプリケーションをWindows認証に切替える場合のメモ。
DBの設定はDB管理者がやってくれるということで、アプリ側の変更点を考えると、

  1. SQL Serverへの要求を、特定のWindowsアカウントを偽装/使用して行うよう変更
  2. DBへの接続文字列の変更

の二点。
今回僕が対象にした組み合わせだと、

  1. SQL Serverへの要求を、特定のWindowsアカウントを偽装/使用して行うよう変更
    1. ASPの場合 -> IIS仮想ディレクトリ設定の匿名ユーザーアカウント
    2. ASPだが、DBへの接続はCOMコンポーネント経由 -> 管理ツール > コンポーネントサービス > 該当コンポーネントのプロパティ > IDタブ
    3. IIS 5.0 + ASP.NET -> Web.config でユーザ偽装(identity impersonate)
    4. IIS 6.0 + ASP.NET -> IISの該当アプリケーションプールのプロパティ > 識別
  2. DBへの接続文字列の変更
    1. UDL -> 接続 > Windows NT の統合セキュリティを使用する(W)
    2. Web.config等のConnectionString -> User IDとPasswordを削除、Trusted_Connection=Yes(YesはTrueと同じだって!!)を追加

って感じだった。もっと別の良いやり方がある可能性は大いにある。参考。

パスワードを変更しなくちゃいけなくなった場合に、影響する箇所を減らしたい、という意味だと、IIS 5.0 + ASP.NETのケースでWeb.configでのユーザ偽装はほとんど意味がない感じはする。machine.configだったら、サーバ一台につき一箇所だから、意味あるかなぁ。
どうも、標準的なやり方がよくわからない。IIS 6.0 + ASP.NETだったらアプリケーションプール別にSQL ServerのDBに対する権限を管理するのが良い感じだと思うけど、アプリケーションプールってもっと別の要件で分けたりするし(落ちたときに巻き添えにされないように、とか……)、DB接続のコネクションプール絡みの話もあるみたいでよくわからないな。よくわからんといってちゃ駄目だが……。